8月22日(土)・23日(日)の二夜にわたって開催しました越前朝倉万灯夜2026は、二日間で約3万人の皆さまにお越しいただき、無事に終えることができました。ご来場いただいた皆さま、そして支えてくださった皆さまに、心よりお礼申し上げます。
一乗谷は、朝倉氏が五代103年にわたって越前国を治めた城下町の跡です。1573年に焼け落ち、四百年ものあいだ土の下に眠っていた町並みが、いまは発掘され、年に一度こうして灯りでよみがえります。
谷いっぱいの灯り
高いところから見下ろすと、灯りが幾何学の模様を描いているのが分かります。思いつきで並べたものではなく、発掘で現れた道と屋敷の区割りをたどって置いたものです。灯りの線をたどれば、五百年前にここを歩いた人の道筋がそのまま見えてきます。
上空から見た朝倉館跡。発掘で現れた区割りに沿って灯りが並び、その中に福井市宣伝隊長「朝倉ゆめまる」が浮かび上がります。
諏訪館跡庭園の下には、キャンドルで大きな一文字「望」をつくりました。朝倉氏遺跡の世界遺産登録への願いと、熊本地震・石川豪雨で被災された皆さまに希望を持ち続けてほしいという思いを込めています。
灯りの道
山際の道に沿って、灯りが一本の線になって続きます。歩く速さでしか味わえない景色で、写真だけでは伝えきれないところがあります。ゆっくり歩いていただくのが、いちばんの楽しみ方です。
ひとつずつ、手でともした灯り
約15,000個の灯りは、すべて人の手でともしています。あすわ7地区の皆さん、実行委員、そして高校生をはじめとするボランティアの方々が、夕方から日が落ちるまでのあいだに、一本ずつロウソクを立てて火を入れていきます。
カップには、地域の小学生や来場された方が書いたメッセージが入っています。「みんなが健やかに」「家族みんなが元気で」。ひとつずつ読んでいくと、この谷が祈りの場だったことが、あらためて感じられます。
唐門と、朝倉館跡庭園
唐門には、朝倉家の三つ盛木瓜(みつもりもっこう)の家紋を染めた紫の暖簾と、同じ紋の入った提灯がかかります。門をくぐった朝倉館跡では、東郷地区の皆さんが福井市宣伝隊長「朝倉ゆめまる」を灯りで描いてくださいました。
朝倉館跡庭園にも灯りを置いています。池のまわりの石や、斜面の石組みのあいだから光がにじみ、昼間とはまったく違う顔になります。
支えてくださった皆さまへ
この二夜は、たくさんの方の手で成り立っています。あすわ7地区の皆さん、各地区の駐車場誘導にあたってくださった方々、商工会・郵便局・福井市職員の有志の皆さん、県外から駆けつけてくださった方、そしてステージを盛り上げてくださった出演者の皆さん。
高校生と一般の方をあわせて58名のボランティアにご協力いただきました。猛暑の中、日が落ちる前からの準備、そして片付けまで、本当にありがとうございました。
ボランティアの皆さん。また来年もお会いできることを願っています。
配信でもご覧いただきました
会場までお越しになれない方のために、両日ともYouTubeとXで生配信を行いました。YouTubeでは二夜あわせて1,263回、Xでも2,985回ご覧いただきました。テレビの画面で見てくださった方も多く、遠方から見守ってくださった方に届いたことをうれしく思います。
配信は録画として残してあります。花火や二胡・コカリナの演奏も入っていますので、当日の雰囲気をあらためてご覧ください。
来年の開催予定
越前朝倉万灯夜2027は、2027年8月21日(土)・22日(日)の開催を予定しています。例年の8月最終の土日ではなく、その1週間前にあたりますので、お間違えのないようご注意ください。詳しい内容は決まりしだい、このホームページでお知らせします。
灯りは一晩で消えてしまいますが、この谷が四百年ぶんの時間を抱えていることは変わりません。また来年、この谷でお会いできますように。
※ 会場でのお忘れ物のお問い合わせは、朝倉氏遺跡保存協会(0776-41-2330)へお願いします。