8月22日(土)・23日(日)の二夜にわたり開催いたしました越前朝倉万灯夜は、たくさんの皆さまにお越しいただき、無事に終えることができました。ご来場いただいた皆さま、支えてくださった皆さまに、心よりお礼申し上げます。

一乗谷は、朝倉氏が五代103年にわたって越前国を治めた城下町の跡です。1573年に焼け落ち、四百年ものあいだ土の下に眠っていた町並みが、いま発掘され、こうして年に一度、灯りでよみがえります。
谷いっぱいの灯り

道に沿って、遺跡の輪郭に沿って、約15,000個のカップが並びました。一つひとつは小さな灯りですが、集まると町の形が浮かび上がります。

カップには、小学生の皆さんが書いてくれたメッセージが並びます。「みんなが家族みたいに」——書かれた願いが、灯りに透けて見えました。

灯したのは、人の手です

この灯りは、機械では点きません。カップに水を注ぎ、ろうそくを入れ、一つずつ火を灯していく。日が暮れるのに合わせて、約150人が手を動かし続けます。

旧足羽7地区(酒生・一乗・上文殊・文殊・六条・東郷・美山)の住民に加え、今年も多くの高校生・大学生の皆さんが「灯り人」としてお手伝いくださいました。福井県立羽水高等学校をはじめ、県内の学校からご参加いただいています。

暑さの残るなかを、夕方から夜まで。皆さまのお力があってこその二夜でした。
二十三回目の灯り

万灯夜は、平成16年(2004年)7月の福井豪雨からの復興を願って始まりました。被害の大きさに開催が危ぶまれたその年、全国から10,000人を超えるボランティアの方が駆けつけてくださり、水害から3か月後、3,000個のろうそくを灯すことができました。
駆けつけてくださった方々への感謝を込めて始まった灯りは以来毎年続き、今年で23回目を迎えました。灯りの数は約15,000個になりました。
来年も、この谷に灯りをともします。またお会いできる日を楽しみにしております。
ライブ配信のアーカイブ
二夜とも、YouTubeでライブ配信を行いました。当日のようすは、アーカイブでご覧いただけます。